図書館で勉強しているときに、ふと外を見ると暗雲が立ち込めていた。
嵐が来る!!!
そう予感した自分は、勉強がひと段落したらすぐに家に帰り、ベランダに干されている洗濯物たちが風雨にさらされるのを阻止し、保護することを決意した。
しかしながら、今日の嵐は僕を待ってはくれなかったのだ。
雨だ!!!
時既に遅し。
けたたましい雷鳴とともに、横殴りの、そして大粒の雨が、天から凄まじい勢いで落ちてきた。
それは、これまで夕立を我慢していた鬱憤を一気に晴らそうとしているかのようでもあった。
どうにか半時間ほどで一旦止んだので家に帰ったが、案の定、洗濯物たちはその天の鬱憤を前になす術も無く、ただただ黙って雨に打たれて濡れていたのであった。
ごめんよ、ごめんよ。
僕は謝ったのだが、取り込んだところで部屋干しする設備は我が家には整っていないため、また、もう天も溜まっていたものをすべて吐き出しただろうと判断したため、そのままにしておいた。
しかし、天が長きに渡って溜めていたそれは、僕の想像を遥かに超えるものであった。
しばらくして再び降りだした雨は、容赦なく僕の洗濯物たちを濡らしていく。
轟く雷鳴に身をすくませながら、僕は窓越しにその光景を眺めるしかなかったのであった。
今日は乗ってないよ。